父が亡くなりました

このブログをご覧くださっている皆さまへ



12月7日、父が亡くなったことをお知らせいたします。



死因は、誤嚥性肺炎をきっかけとしたMRSAによる敗血症でした。
76歳でした。
成人T細胞白血病とは無関係とのことです。



父は、2002年10月、62歳のとき、ATLリンパ腫型を発症しましたが、
抗がん剤治療をしていただき、寛解となり、
発症から、14年2か月の間、父なりにがんばって生きました。



現在、HTLV−1関連疾患については、国の総合対策で様々な研究がされていますし、
インターネット上にはたくさんの情報があり、
保健所にも相談体制ができていますが、
当時はこの病気に関する情報はインターネットにはほとんどみられず、
内容も絶望的なものばかりでから、
いまほど希望を持てる状況ではありませんでした。



そう思うと、この病気になって、14年も生きることができたということが、
本当に、有難いことだと思います。
当時の父や私たち家族を励ましてくださった
多くの方々に、心から感謝しております。



父は数年前、脳こうそくによる認知症になってしまいましたが、
週に4回デイサービスに通うなど、それなりに楽しんで
生きていたと思います。



たくさんの方々に支えられ生きた父でした。
本当に、本当に、皆さま、ありがとうございました。




娘の私は、皆さまに支えていただいた経験から、
医療の相談員になりたいと思っていました。



あれから14年が経ち、医療関係の相談員業務を経て、
現在は市役所障がい福祉の部署にて障がいの相談業務に携わっています。



また、HTLV−1母子感染対策協議会に患者会代表として参加させていただいています。



それらの活動内容をご報告するためにも、
このブログは、このまま残しておこうと思っています。



皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。



寒くなってきましたので、風邪などひかれませんよう、
お体を大切になさってください。