お母さまの悲報

ママさんのお母様が10ヶ月間の闘病生活の後に
先立たれたという知らせを受けました。


私は、娘さんであるママさん、残されたお父さまやご家族が、
今、どんな思いで過ごされているのだろうと思うと、
おえつして、何も考えられない茫然自失の状態になってしまいました。


それから少しずつ、考えていくうちに、
「これから治療薬の研究がますます進むだろうから、
楽観的な希望をもち、持ちこたえましょう」といったなぐさめなど、
今病気や死の恐怖と闘い続けている方々には、
まったく気休めの一つにもならないじゃないか、という
絶望のような感覚があらわれてきました。

そして、私がこのブログで「あきらめないで」と訴えることに、
いったい何の意味があるのだろう!と自分を見失っていました。


それから、数日後のあるとき。
ハッとしました。

もしかしたら、ママさんのお母様は、
残された私たちに道を示してくださったのかもしれない。


だって、いくら前向きな希望をもって生きていたって、
これから先、いつ何が起こるかは誰も知ることができない。

それならば、“今この時を精一杯生ききる”ということが
大切なのではないかということを。


お母様、そうなんですよね?


私だって、明日どうなるかはわからない、
だから、人間として、今日の自分のつとめをやりきる。
母として、子どもたちを愛しきる。
友として、友人を信じきる。
自分のやれることを、この時を精一杯やる。


そう考えると、痛かった胸が、少しやわらいできました。
お母さま、私を楽にしてくださってありがとうございます。



今ごろは、天国でご両親やお仲間と一緒に安らいでおられますように。


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