回復の可能性を願う

前日の疑問に対し、掲示板でお世話になっている医師の方が答えてくださいました。以下は回答文です。
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腎機能の低下の原因は、もちろんVCM(バンコマイシン)が一因だとは思いますが、それだけでなくATLによる高カルシウム血症、治療に伴う腫瘍崩壊症候群、それから今までも感染を起こしたときには、アミノグリコシド系の抗生剤も使われていることと思いますし、ファンギゾン(抗真菌剤)も腎機能を低下させます。これらによる潜在的な腎機能低下にVCMが後おしをしてしまったのでしょう。しかし、リンパ腫型のATLの多くが、感染症で命を落とすことを考えると、MRSA感染が、強く考えられる場合は、使わざるをえないのです。もちろん腎機能が悪化しているのに漫然と使うべきではありませんが。一概にVCMの使用は責められないと思います。現時点では、薬剤性の急性腎不全であれば、回復の可能性もあります。
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ご説明くださった先生、本当にありがとうございました。いただいた回答を読み、頭の中の整理ができました。明日はとにかくこの情報をもとにして主治医の先生に説明を求めてみよう。

最近の父はだいぶ気力が落ちてきていて、あまり水を口にしなくなっています。私は、
「この水はね、飲んだら飲んだ分おしっこがでるんだよ、だからがんばって飲もうよ」
と、父に励ましました。父は黙ってうなずき、少しずつ水のみで飲んでくれていました。