菅付さんの偉業 HTLV-1特命チーム

みなさんもうご存知と思いますが、
平成22年9月8日、日本からHTLVウイルスをなくす会(通称スマイルリボン)代表の菅付加代子さんが総理大臣官邸に招かれて、元宮城県知事でありATL患者である浅野史郎さんとともに、「HTLV−1総合対策」を菅さんに訴えてこられました。

それを受けた菅総理の対応は、西日本新聞社の記事によると、
菅総理は、ATL対策を放置してきたことを「政府として反省する」と述べ、早急に実施する対策として(1)全妊婦抗体検査の公費負担(2)診療体制整備や治療法の研究−を提示。これらを含む感染予防と感染者対策、発症者対策を総合的に検討するため、小川勝也首相補佐官をトップとする特命チームを設置するとした。』
とのことです。

=2010/09/09付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/feature/article4/20100909/20100909_0002.shtml


今年の3月、厚生労働省の特別研究班が、「感染者が全国に拡散しているため、全妊婦に抗体検査をすべきだ」と国に方針転換を促す報告書を提出したのにもかかわらず8月末の概算要求には関連予算を盛り込まなかった、という経緯の後での菅総理の判断です。

このように国の判断が覆ったのは、菅付さんが長い年月活動に取り組んでこられたおかげなんです。

菅付さんはご自身がHAM患者で車いすを使った生活をされていて、そんな中で何年間も、国によるHTLV-1対策のために尽力されてきたんです。

菅付さん、本当にありがとうございました。
これからは、抗体検査、相談体制の整備、治療法の開発などが行われていくのでしょうね。
私も相談体制の一助となるべくがんばっていきます。

HTLV−1特命チーム第1回会合の様子

HTLV−1特命チーム 開催状況等