退院

皆さまには大変お世話になりました。
おかげさまで、本日退院できることになり、主治医の先生、看護スタッフさんや掲示板の皆さま、他お世話になった皆様に感謝申し上げます。今後も油断ができないと思いますが、一日一日を大切に過ごしていけるようにしたいと思っております。

先日からのカリウムが高いことについて、昨日お聞きしたのは、カリウム5.1、クレアチニン1.3でした。果物を制限して食事に気をつけて経過観察していくそうです。MRSAについては、便の培養検査で菌がでなかったそうです。元気になったからだと先生がおっしゃいました。

退院前のお話のとき、父は思わず先生に聞きました。
「もうあまり長くないから退院できるんですか?」
「いいえ、そうではなくて、経過が良好だからもう病院にいることはないということですよ」
この言葉を聞いて安心したのでしょうか、父は、
「一月の最悪だったとき、三月ころまでももたないと自分で思った、だからどうせ死ぬなら、と好きなことをしたいと思っていろいろなものを食べたんだ」
と言いました。先生も、
「私も心配でしたが、(父が)努力したので、元気になれたのですね」
と、言ってくださいました。
横で聞いていた私は本当に感激していました。


一月の最悪だった時というのは、水も飲めない、自力でトイレにも行けず車いすを使った、そのうちにだんだん歩くこともできなくなった、おむつをつけた、床ずれができた、自分自身との……絶望とのたたかい……でした。


ただ生きていられること、そのうえ健康でいられることがどんなに幸せなのかということを痛感したこの五ヵ月半。平均値が九ヶ月ということを考えればまだまだ緊張がありますが、皆さんに支えられ励まされながら、悔いの無いように勇気をもって過ごしていけたらと思います。 これからもよろしくお願い申し上げます。